万能消臭剤ミョウバン水の効果と作り方、消臭の原理をご紹介

(最終更新2019-04-08)

暑くなってくると、特に気になってくる、汗の匂い。洗濯物を部屋干しすると(しなくても)出てくる、生乾き臭。これ、ミョウバン水で、面白いほど消臭できちゃうんです。しかもミョウバン水は家庭で簡単に低コストで作れてしまいます。それぞれ目的別に消臭剤を買うよりも安く済ませることができて、しかも効果も高いときたら、使うしかありません。今回はそんなミョウバン水を紹介しますね。

ミョウバン水とは?

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料理にも使われるミョウバンを、水に溶かしただけの液体です。この液体は弱酸性で、それが様々な匂いを緩和してくれます。

湿度が高く暑くてムシムシする、タイなどの東南アジアの国々では、昔から当然のように使われていたりするんです。

ミョウバン水はこんなものの消臭に高い効果を発揮!

  • 脇や足、股などの汗のにおい、蒸れたにおい

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    程度の差はあれ、皆さん気になっているのではないでしょうか。

    脇の消臭剤などは、各社から多種多様なものが出ています。実際Ag+などは、匂いに非常に効果的で僕も使っていました。ミョウバン水に出会うまでは。Ag+、匂いには非常に効果が高いのですが、ずっと使っていると服に茶色いシミができるんですよね。汗ジミとは別の、もう少し濃いシミが。

    そこでミョウバン水原液を5倍に薄めたもの(作り方は後でご紹介)を脇にスプレーします。汗のアンモニアはアルカリ性なので、ミョウバン水の弱酸性が中和してくれます。これでアンモニア臭の消臭作用が期待できます。

    そして、汗が服などに染み込んだり、蒸れたりして、匂ってくる臭い。これは雑菌が繁殖することによって生じています。雑菌は、弱アルカリ性の環境を好み、酸性の環境は嫌いなので、ミョウバンの弱酸性で雑菌が活動しづらい環境を作ることにより、殺菌作用が期待でき、それが消臭作用、防臭作用につながります。脇の下から服にも少し染み込むくらいスプレーすると効果が高いです。

    また、ミョウバン水には汗を抑える作用もあると言われています。これにより、蒸れの原因となる水分も抑えてくれます。

    また、ミョウバン水の良いとことが、全身に使えること。まさか、脇の制汗スプレーを股には使えませんが、ミョウバン水スプレーなら平気です。なんせ、料理に使うくらいですからね。

    100均に売っている小さなスプレー容器にミョウバン水を5~10倍に薄めたものを入れて、一本カバンに忍ばせておけば、全身の消臭が手軽にできますよ!

  • 部屋干し臭など、洗濯物の生乾きのにおい

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    これにも効果バツグンです。ミョウバン水に出会ってから生乾き臭知らずです。生乾きのあのいや〜な臭いは、洗濯物が水を含んで乾かないうちに、衣類に残った雑菌がどんどん繁殖することにより生じます。ミョウバンの弱酸性が、雑菌の嫌いな環境を作り、雑菌の繁殖を防いでくれます。その殺菌効果により、防臭効果が期待できます。

    やり方は簡単。洗濯の際に、ミョウバン水原液を洗濯機に入れるだけです。洗濯終了後にスプレーする方法も聞きますが、洗濯機に直接入れた方が、繊維の中まで浸透するんで、効果が高いです。入れる量は、洗濯の際の水量1リットルに対して、ミョウバン水1ミリリットルです。

    一点注意することが!ミョウバン水は必ず、直接投入や洗剤投入口に投入せず、ソフト仕上げ剤(柔軟剤)投入口に、投入してください!洗いの際にミョウバン水が混ざってしまうと、ミョウバン水の弱酸性が、洗剤と漂白剤の洗濯漂白効果を弱めてしまう可能性が非常に高くなります。なので、洗濯終了後のすすぎの際に投入される、ソフト仕上げ剤投入口に入れてくださいね!ソフト仕上げ剤と一緒にいれて混ざってしまうのは、全く問題ありません。

    これでちょっとやそっとじゃ生乾き臭がしなくなります!

  • ちなみに、トイレ掃除にもオススメ

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    消臭以外にもお掃除にも使えます。一番のオススメ使用法がトイレ掃除。

    おしっこはもろアンモニアのアルカリ性なので、それによる黄ばみとニオイをミョウバン水の酸性が中和して落としてくれます。スプレーしておいて、しばらくしたら拭き取れば、きれいになりますよ。

    定期的な大掃除の際などは、サンポールなどのもう少し酸性度の高いものを使い、普段はミョウバン水でサッと一拭き、なんかが良いのではないでしょうか。おしりについても安全ですからね!

    原液を2倍〜3倍にしたの濃度がオススメです。

簡単!安い!ミョウバン水の作り方!

用意するもの

  • 焼ミョウバン:大抵のスーパーで売ってます。場所がわかりづらいんで、定員に聞いちゃいましょう。1個30〜40g入りで100円程度

  • :水道水で問題なし!

  • ペットボトル:1.5lか500mlのもの。

  • 漏斗、計量カップ:あると便利、なくてもOK。

  • スプレーボトル:ミョウバン水を入れて、スプレーできるようにすると便利です。100均で色んなタイプのものが売っています。

ミョウバン原液の作り方

水の入ったペットボトルに、焼ミョウバンを入れて、飽和するまで(これ以上解けない量を)溶かします。ミョウバン1gに対しておよそ水30ml。500mlペットなら約17g、1.5lペットなら約50gです。

ちなみに僕は、いちいち計るのが面倒くさいので、1.5リットルのペットボトルに、焼きミョウバン2袋をザッと流し込み、満タンまで水を入れちゃってます。当然溶け残りますが、ある程度使用したあとに、また水を補充しています。要は飽和状態の原液を作れば良いので、そんな感じのザックリで問題なしです。

ちなみに、ちゃんととけるのには1晩はかかるので、放置しましょう.

ミョウバンスプレーの作り方

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上で作ったミョウバン原液を、目的別に水で薄めて、スプレー容器につめます。スプレー容器は100均で良い感じのものが売っています。

原液1に対して水を4入れると5倍のミョウバン水が出来上がります。体の消臭に使用する場合、5倍〜10倍に薄めたもの。掃除用なら2倍〜3倍、洗濯用は原液がオススメです。

ミョウバン水のまとめ

作ってみるとわかると思いますが、めちゃくちゃコスパ良いです。一度原液を作ってしまえば、それを薄めながら使用するので当分もちます。原液は一応、直射日光、高温多湿を避ける場所においておけば、十分に日持ちします。原液自体が殺菌効果がありますからね。

こんなに良いミョウバン水、まだ知らない人も結構いるかと思いますが、知られると消臭剤などが売れなくなってしまうので、製薬会社がタブーにしているのだと、個人的には思っています 笑

是非、そのタブーを打ち破り、使ってみてください!

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