最近話題の炭水化物を冷やして食べると太らないという、レジスタントスターチを利用した糖質制限には嬉しいダイエット。この夢のような方法を、自ら検証してみた結果、、、!
目次
ご飯やパンやパスタなどの炭水化物(糖質)を冷やして食べると、吸収されなくなって太らない!という、糖質制限には夢のような話、聞いた事ありますか?
結論から言うと、これは嘘。少なくとも僕の体には意味無しでした。
最初っから夢のない事を言ってしまいすいません。。。僕もショックでした。。。
1ヶ月くらいかけて試してみましたけど、ブクブク太りましたね。泣
以下、どうして太ってしまったのか、できる限り論理的に考えてみたいと思います。
炭水化物を冷やして食べると太らない?で良く紹介されている根拠や方法を確認
なぜ、炭水化物を冷やして食べると太らないと言われているのでしょうか?その根拠はこうです。
炭水化物の中でんぷんが、冷やすとレジスタントスターチという難消化性デンプンに変わります。わたしたちの体は、デンプンはせっせと消化して糖質に変えてしまうのですが、レジスタントスターチを消化することは苦手なのです。なので、糖質量を抑えることになり太らない!!
さらに、血糖値の上昇が緩やかになりうんたらかんたら、など、一見フムフムと思えるような意見がネットやテレビ、雑誌など世の中に散見されます。
そして、約束として、でんぷんをレジスタントスターチに変えるには、一気に冷やしたんじゃダメ。12時間は5度以下に冷やす必要があります、と。
なので、ご飯やパンは、最低冷蔵庫に12時間は入れた後、食べることにしました。やり方を間違えてしまえば、検証もクソもないですからね!
なぜ炭水化物のデンプンを冷やしてレジスタントスターチに変えたのに、太ってしまったのか?
失敗の原因はなんだったのか!色々と情報を集めてみると、下記の可能性が考えられます。
体温でレジスタントスターチがでんぷんに戻ってしまう
でんぷんがレジスタントスターチになるまでに12時間もかかることを考えると、逆にでんぷんに戻るにも時間がかかると十分考えられるのですが、それでも食べたものは体内に相当な時間留まっています。胃に食べ物が入り、肛門から排泄されるまで約40時間と言われていますので、相当な割合が体温によりでんぷんに戻ってしまっていると考えられます。
そもそもレジスタントスターチに変化する量が少ない
炭水化物の中でも、レジスタントスターチに変わるのはでんぷんだけです。チョコレートなどのモロ糖質は言うまでもなく、最初から対象外。ご飯やパン、パスタなどの、でんぷんが多い食品が対象です。
レジスタントスターチに変わるデンプンの含有割合は可食部100gに対してザッとこんな感じです。
- パスタ(小麦、調理済):1.1g
- 白米(長粒種、調理済):1.2g
- ライ麦パン(全粒粉):3.2g
どうですか?この中で含有割合の多いライ麦パンでさえ、3.2グラムしかありません。パンの中では糖質の少ないライ麦パンは、糖質が100gあたり47gですので、その糖質中のたった約7%しかレジスタントスターチに変化しません。たとえ全部がレジスタントスターチに変わったところで、1口我慢するのと同じじゃないですかね?パスタや白米なんて、スズメの涙程度。。。一口ちょい残しした方が、確実に糖質制限になりそうです。
結局は消化される
これも結構唱えてる人が多いですね。「難消化性デンプン」。消化するのが難しいだけで、消化されないわけではない。ただ消化するのに時間がかかるだけ。インチキですね。笑 これでは結局、最終的に吸収する量は同じですからね。
以上が、失敗の原因の検証結果です。たとえ1,3が間違いだとしても、2により確実に効果は少ないことになります。そして僕の体は嘘つかないですからね。一応人間なので。笑
炭水化物を冷やすダイエットの効果検証のまとめ
糖質制限中で、レジスタントスターチの効果を期待した、炭水化物を冷やすダイエットをしようと考えている方、期待しすぎないで注意して頂くことをオススメします。というか個人的には全くオススメできません!笑
本当なら効果的な素敵な方法をご紹介したいところですが、こういう失敗談と検証もたまにはいいかな、と思い、書かせていただきました!