日本への一時帰国中のよくある心配事の一つ、インターネットはどうするか?というアルアルな問題。住んでいる時には気にする必要はなかったことですが、一度日本を離れ、海外に生活の軸を移してしまうと、一時帰国中には大きな問題となります。
4つの方法を比較解説し、一時帰国中の日本でのネットに困らない、ベストな方法をご紹介します。一時帰国中のインターネットが心配な方は、この記事を読んで、帰前にしっかりと方法を検討し、必要があれば準備することをオススメします。
目次
ローミングサービスを使う
一番楽な方法。何も考えずに海外から持ってきたスマホをそのまま使おうとすると、国際ローミングサービスでネット接続することになります。海外で契約している携帯キャリアが、日本の提携キャリアに回線を借りて接続します。
しかし、料金が非常に高額になるので、緊急時以外には絶対に使わないでください。
こんな人にオススメ
お金持ち
滞在先にはネット環境があり、外では緊急時以外はネットの必要が全くない人
フリーWi-Fiを渡り歩く
日本に住む日本人なら普段は意識することはないかもしれませんが、日本ではこういうところで無料でWi-Fiが使えます。もちろん一時帰国中の方も利用できます。
- コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)
- スターバックス
- マクドナルド(※)
などですね。しかし、それぞれメールアドレスの登録が必要です。またマクドナルドは現状一部店舗のみで、大概の店舗ではau、SoftBankユーザー向けのサービスです。まあ、コンビニは比較的どこにでもありますから、コンビニ大手3社にメールアドレスを登録しておけば、最低限のネットは可能でしょう。
ただ、いざ使おうとするとそれぞれ登録が必要で、使うたびにログインをする手間がかかり、非常に面倒だと感じるかと思います。また、管理が行き届いておらず、通信が安定しないWiFiも多々あります。
それ以前に、コンビニの前や店内の狭い空間に突っ立ってインターネットをするのは、落ち着きませんし、なにか異様な光景ですね。
また、セキュリティ上の不安もあります。大手コンビニなどのWi-Fiはある程度信用できますが、中にはそれを偽装したり、悪意のあるWi-Fiも存在することは事実です。セキュリティに関してあまり詳しくない方は、使わないのが無難かもしれません。
こんな人にオススメ
滞在先にはネット環境があり、外出中は必要最低限のネットで問題ない人
絶対にお金はかけたくない人
フリーwifi自動接続アプリというものもあります
「Japan Connected-free Wi-Fi」や「タウンWiFi」など、自動的にフリーWiFiに接続してくれるアプリがあります。しかもこれは無料です。これがあればいちいちWi-Fiスポットごとにメールアドレスなどを登録する必要もなくなります。
一見便利ですが、これがクセモノ。電波の強いしっかりとした回線につながれば良いのですが、貧弱な回線にも高頻度で繋がってしまい、その度に接続キャンセルをする必要があり、非常に煩わしくある意味スパムのようです。自動接続のためにスマホの電池も余計に消費してしまいます。
全くネット環境がない場合に最低限ネットのできるWiFiを探す用途に使うのには良いのですが、一時帰国中にこれを頼りにバリバリネットをしようというのには無理があります。
また、セキュリティ上のリスクがついてまわります。
モバイルWi-Fiをレンタルする
モバイルWi-FiまたはポケットWiFiと呼ばれる、ポケットサイズの小さなモバイルWi-Fiルーターを利用してネット接続をする方法です。海外から持ってきたスマホもそのままWi-Fi接続できますし、パソコンやiPadなどのタブレット端末ももちろん接続可能です。
自分専用のネットワークですので、セキュリティも安心です。(セキュアなネットワークといいます。)
このモバイルWi-Fiはネットで簡単にレンタルできるので、事前に好きな期間で予約しておけば、滞在先で受けとることもできますし、日本の空港カウンターで到着時に受け取ることもできますので、入国後すぐにネット接続ができます。
無制限のものはもちろん、格安の制限アリのものまで、帰国中の生活スタイルに合わせて選べます。非常にオススメです。
一時帰国にオススメのレンタルポケットWiFiは別記事でご紹介しています。
こんな人にオススメ
滞在先にネット環境のない人
一時帰国中も海外での生活のように不便なくネットを使いたい人
外出先でも頻繁にネットが必要な人
動画視聴をしたりSNSを頻繁に利用する人
つまり、すべての人にオススメできるベストな方法です!
一時帰国にオススメのモバイルWiFiはこちらの記事で
ポケットWiFiをレンタルしないで契約してしまうのは?
結論から言うと、レンタルの方が断然お得です。コスパが段違い。
ポケットWiFiの契約は、携帯電話の契約のように、2年契約が基本です。それより前に解約すると違約金がかかります。また、ルーター自体も購入する必要があります。なので一時利用ですと、契約はありえません。
一方レンタルですと、一週間などの短期から、一ヶ月、半年や一年間など中長期まで、自由に期間が選べますし、面倒な解約手続きはありません。。帰国前にネットでレンタル予約をすれば、指定日に滞在先の住所に送ってもらったり、空港で直接受け取ることができます。返却は郵便ポストに入れるだけ。延長も可能です。
ということで、一時帰国でしたらレンタルがオススメです。もちろん完全な帰国でしたら、固定回線なども踏まえ検討してくださいね。
simカードを購入する
海外で普段利用しているスマホがsimフリーでしたら、日本で一時利用向けのsimカードを購入し、スマホに刺すことにより、スマホで通信ができるようになります。そのスマホでデザリングをすれば、ノートPCやタブレット端末などもWi-Fi接続することが可能です。simカードは空港でも購入することが可能です。セキュアなネットワークですので、セキュリティも安心です。
一見良さそうですが、問題があります。
通話はできません
この訪日客の一時利用をターゲットとしたsimカードは、データ専用simです。通話はできません。通話となると電話番号を付与する必要があり、2年契約が基本の今の日本の現状とはそぐわないのです。simカード挿入はレンタルWi-Fiとは違って通話ができるメリットがありそうですが、実はレンタルWi-Fiと同様に通話はできなく、LINE通話やスカイプで代用することになります。
容量制限があります
データ使用には厳しめ(1日200MB等)の容量制限があり、それを越えると低速化してしまうので、動画視聴やテレビ電話等には向きません。
海外では旅行者用の良い感じのSIMカードを見たことあるけど、日本のは微妙だワン。ちょっと遅れてるワン。。。
以上により、動画視聴等の大容量通信はしないという方でしたらsimカード購入の選択肢もありますが、帰国時にある程度の通信をする可能性があれば、無制限や制限の緩めのモバイルWiFiをレンタルするのが無難です。
こんな人にオススメ
滞在先にはネット環境があり、外出中は必要最低限のネットで問題ない人
外出時は絶対手ブラ派の人
まとめ
一時帰国中のインターネットですが、必要最低限のインターネットは、街中のフリーWiFiや接続アプリを利用して、無料でなんとかしのぐことは可能です。滞在先にネット環境があり、外でのネットは必要最低限でも問題ない場合は、これで問題ないかもしれません。
しかし、滞在先にネット環境がない場合や、外出中にも自由にネットを使いたい場合は、モバイルWi-Fiをレンタルするのが唯一の方法といっても良いかもしれません。滞在中、外出先で地図や電車を調べるのにもネットは重宝します。
モバイルWi-Fiを持ち歩けば、不自由なくネットができますので、日本でネット難民にならないためにも、一時帰国前にレンタルの予約をしておくことを強くお勧めします。
日本にいる間、ネット難民にならないように、しっかりと準備しておくことをオススメします!